消化器内科とは
消化器内科では、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸といった消化管に加え、肝臓、胆のう、膵臓の症状や疾患を専門的に診療しています。診療を担当する医師は消化器病専門医・消化器内視鏡専門医の資格を有しており、X線検査、超音波(エコー)検査、胃カメラ・大腸カメラなどの高度な検査を必要に応じて行って診断し、適切な治療につなげています。
入院が必要な場合には、連携している高度医療機関をご紹介しています。また、消化器疾患で手術を受けた方の退院後に受ける経過観察なども当院で行うことが可能です。
当院の内視鏡検査
胃カメラ
口や鼻から内視鏡スコープを挿入して食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察し、症状の原因となる病変の有無や状態を確かめる検査です。検査中に組織を採取でき、病理検査を行うことで確定診断が可能です。当院では苦痛の少ない胃内視鏡を2つの方法でおこなっております。①麻酔法で眠っている間におこなう方法と、②鼻から細径ファイバーを使用する方法がございます。①に関しては、なかなか鎮静剤が効かなかった方に対しても、当院では眠って検査していただけるよう工夫して行っております。②に関して、従来の経鼻内視鏡は画像が不鮮明であり、早期癌の見落としに懸念がございましたが、当院では最新型の最高位機種であるオリンパスEVIS X1とGIF-1200Nを導入しており、非常にクリアで高画質な画像で観察できます。苦手意識のある方にも安心して検査を受けていただけるように努めておりますので、一度ご相談ください。
大腸カメラ検査
肛門から内視鏡スコープを挿入して大腸全域の粘膜を直接観察し、症状の原因となる病変の有無や状態を確かめる検査です。胃カメラと同様、検査中の組織採取によって確定診断が可能になります。また、将来大腸がん化する可能性がある大腸ポリープは、検査中に発見したその場で切除して将来の大腸がん予防につなげることもできます。胃カメラと同様に大腸カメラ検査も麻酔法に対応しておりますので、苦手意識がある方、痛いのではと不安があるかた、腹部の手術後や子宮内膜症などで癒着が疑われる方(痛みが強いことが多いです)もご相談ください。いままでの内視鏡検査で疼痛が強く、最後まで検査ができなかった方にもご満足いただけるよう努めてまいります。